○稲沢市聴聞手続規則
平成10年10月5日
規則第34号
(趣旨)
第1条 この規則は、市長が行政手続法(平成5年法律第88号。以下「法」という。)第3章第2節及び稲沢市行政手続条例(平成10年稲沢市条例第17号。以下「条例」という。)第3章第2節の定めるところにより行う聴聞の手続に関し必要な事項を定めるものとする。
2 聴聞の手続に関しこの規則に規定する事項について、他の法令に特別の定めがある場合は、その定めるところによる。
(用語)
第2条 この規則において使用する用語は、法及び条例において使用する用語の例による。
2 市長は、前項の規定による申出により、又は職権で、聴聞の期日又は場所を変更することができる。
(関係人の参加許可の手続)
第5条 法第17条第1項又は条例第17条第1項の規定による許可の申請は、聴聞の期日の5日前までに、聴聞の件名並びに関係人の氏名、住所及び当該聴聞に係る不利益処分につき利害関係を有することの疎明を記載した書面を主宰者に提出することにより行うものとする。
2 主宰者は、法第17条第1項又は条例第17条第1項の規定による許可をしたときは、速やかに、その旨を当該許可の申請を行つた者に通知しなければならない。
(文書等の閲覧の手続等)
第6条 法第18条第1項又は条例第18条第1項の規定による閲覧の求めは、当事者又は当該不利益処分がされた場合に自己の利益を害されることとなる参加人(以下「当事者等」という。)の氏名及び住所並びに閲覧をしようとする資料の標目を記載した書面を市長に提出することにより行うものとする。ただし、聴聞の期日における審理の進行に応じて必要となつた場合の資料の閲覧については、口頭で求めれば足りる。
2 市長は、法第18条第1項又は条例第18条第1項の閲覧を許可したときは、その場で閲覧させる場合を除き、速やかに、閲覧の日時及び場所を指定し、当該閲覧を求めた当事者等に通知しなければならない。この場合において、市長は、聴聞の期日における審理のための当該当事者等の準備を妨げることがないよう配慮するものとする。
3 市長は、法第18条第2項又は条例第18条第2項の規定による閲覧の求めがあつた場合に、当該審理において閲覧させることができないとき(法第18条第1項後段又は条例第18条第1項後段の規定による拒否の場合を除く。)は、閲覧の日時及び場所を指定し、当該当事者等に通知しなければならない。この場合において、主宰者は、法第22条第1項又は条例第22条第1項の規定に基づき、当該閲覧の日時以降の日を新たな聴聞の期日として定めるものとする。
(主宰者の指名の手続)
第7条 法第19条第1項又は条例第19条第1項の規定による主宰者の指名は、聴聞の通知の時までに行うものとする。
2 主宰者が法第19条第2項各号(第4号を除く。)又は条例第19条第2項各号(第4号を除く。)のいずれかに該当するに至つたときは、市長は、速やかに、新たな主宰者を指名しなければならない。
2 主宰者は、法第20条第3項又は条例第20条第3項の許可をしたときは、速やかに、その旨を当該許可の申請を行つた当事者又は参加人に通知しなければならない。
3 補佐人の陳述は、当該当事者又は参加人が直ちに取り消さないときは、当該当事者又は参加人が自ら陳述したものとみなす。
(聴聞の期日における陳述の制限及び秩序維持)
第9条 主宰者は、聴聞の期日に出頭した者が当該聴聞に係る事案の範囲を超えて陳述するとき、その他議事を整理するためにやむを得ないと認めるときは、その者に対し、その陳述を制限することができる。
2 主宰者は、前項に規定する場合のほか、聴聞の期日における審理の秩序を維持するため、聴聞の期日における審理を妨害し、又はその秩序を乱す者に対し、退場を命ずる等適当な措置をとることができる。
(聴聞の期日における審理の公開)
第10条 市長は、法第20条第6項又は条例第20条第6項の規定により聴聞の期日における審理を公開することを相当と認めたときは、聴聞の期日及び場所を告示するものとする。この場合において、当該当事者及び参加人に対し、速やかに、その旨を通知するものとする。
(陳述書の提出の方法等)
第11条 法第21条第1項又は条例第21条第1項の規定による陳述書の提出は、聴聞の件名並びに提出者の氏名、住所及び当該聴聞に係る不利益処分の原因となる事実その他当該事案の内容についての意見を記載した書面により行うものとする。
(1) 聴聞の件名
(2) 聴聞の期日及び場所
(3) 主宰者の補職名及び氏名
(4) 聴聞の期日に出頭した当事者及び参加人又はこれらの者の代理人若しくは補佐人の氏名及び住所
(5) 当事者若しくは参加人又はこれらの者の代理人が聴聞期日に出頭しなかつた場合にあつては、その氏名及び住所並びに出頭しなかつたことについての正当な理由の有無
(6) 説明を行つた職員の補職名及び氏名
(7) 職員が行つた説明の要旨
(8) 当事者及び参加人又はこれらの者の代理人若しくは補佐人の陳述した意見(法第21条第1項又は条例第21条第1項の陳述書に記載された意見を含む。)の要旨
(9) 証拠書類等が提出された場合にあつては、その標目
(10) その他参考となるべき事項
2 前項の調書は、書面、図画、写真その他主宰者が適当と認めるものを添付してその一部とすることができる。
(報告書の記載事項)
第13条 法第24条第3項又は条例第24条第3項の報告書には、次に掲げる事項を記載し、主宰者がこれに記名押印しなければならない。
(1) 不利益処分の原因となる事実に対する当事者等の主張
(2) 前号の主張に理由があるかどうかについての意見
(3) 前号の意見の理由
2 主宰者又は市長は、法第24条第4項又は条例第24条第4項の閲覧を許可したときは、その場で閲覧させる場合を除き、速やかに、閲覧の日時及び場所を指定し、当該閲覧を求めた当事者又は参加人に通知しなければならない。
付則
この規則は、平成11年4月1日から施行する。
付則(平成18年規則第65号)
この規則は、平成19年4月1日から施行する。
付則(令和元年規則第8号)
この規則は、令和元年7月1日から施行する。